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雑巾代用グッズ(手作り)

新潟県特別支援学校教諭 野田晴高

写真①
写真②

Q1,現状と工夫

 知的障害児学校。クラスのASD(自閉スペクトラム症)の児童の中に、しゃがむことや低い姿勢を保持することが難しい児童がいる。そのため、清掃時の雑巾掛けに困難さが見られる。また、雑巾は形状が安定せず、使いづらい。そこで、雑巾代用グッズを作成した。

Q2,作り方

 古タオルを空き菓子箱に被せ、養生テープで貼り合わせた(写真①)。ものが揃えば1分ほどで作れる。冷凍魚が入っている発泡スチロール等の再利用(写真②)は、ある程度の高さが出せる。

Q3,効果

 サッと取ってパッと置ける。特にASD児童にとって、形状が変わらないのが心理的に良いようである。
 また、それほど重くなく、形状が安定している(中身は新聞を折って詰めている)。養生テープで裏面を貼り付けているため、滑りも良い。

Q4,その他

 変化をつけるため、複数のものを用意しておくと良いかもしれない。
(例)
・日替わりで使う
・友達と交換しながら使う
・厚いものや薄いものをそろえる

※以前勤務していたときに活用されていた先生のアイディアを参考にした。

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