見出し画像

★有料(メンバー無料)★<保護者からのSOSにドクター・専門家が答えます!>小学校から中学校への進学時に親にできることって何ですか?

保護者が情報を集め子供に見通しをもたせると、安心が手に入る。

回答:安原こどもクリニック院長 安原 昭博
構成:兵庫県公立小学校教諭 和田 孝子


・小学校六年生(男)
・診断名 自閉スペクトラム症
・家族構成 父 母 妹
・特別支援学級(自閉・情緒障害学級)

●子供の様子
①小学校残り僅かで中学への不安を感じている。
②対人コミュニケーションが苦手で、友達のつくり方について、苦手意識をもっている。
③本が好きで、はまると切り替えができにくい。楽しいが、疲れも感じる。
④言葉の裏を読むのが苦手。
⑤学力は上の下位で、国語や算数の基本的な力はある。運動も苦手ではない。
⑥感情をコントロールできずに、喚いたり、奇声を発したりとパニックになることがある。本人はそうなるとへこむ。
⑦自分の好きな本の話や船の話をずっとしていることがある。表情などでは相手が聞いているか判断できにくい。
⑧宿題が嫌い。


●質問1●
中学進学まで数か月となり、中学校での生活に本人が不安を感じています。不安を軽減するために、今親にできることは何でしょうか?

【安原ドクターの回答】
子供に見通しをもたせることが大切です。

①中学校へ連れて行き、見せること。
②中学校の情報を調べる。
③地域の人から聞く。

「どんな学校で、どんな学校生活が待っている」という見通しをもたせてあげることが一番大切だと思います。

ここから先は

1,334字
この記事のみ ¥ 500
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!