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<発達障害の子が熱中したTOSS教材>百万人が既に使用しているスーパーとびなわ

協応動作を身に付ける最適な運動が、なわとび運動である。なわとびが跳べることで発達障害の子の自己肯定感を高める。

茨城県公立小学校 桑原 和彦

「なわを回すこと」と「なわを跳ぶこと」の2つの動作を同時に行うこと。これが、発達障害の子には難しい。

頭で考えても体のイメージが無いために跳ぶことができず、嫌になり投げ出す子を見てきた。
 
このようなことを解消する片々の技術は多く存在する。

例えば、縄を半分に切って、縄回しの練習をする方法。跳躍のリズムをつけるために踏切板などを使って跳ぶ方法。縄を持たずに、拍手しながら跳ぶ方法などである。

そして、これらの方法の成功率は、道具に左右される。
優れたとびなわでなければ、技が向上するのに時間がかかる。

そこで「スーパーとびなわ」の出番である。

グリップが長く、木で出来ており手になじみやすい。縄は中がつまった厚さ4ミリのビニールロープになっており、子供は手首の動きだけで、楽にロープを回せる。技のステップを考え抜いた級表も同封されている。

発達障害の子には、「触覚」は大切な感覚である。手になじむことで、その道具への興味や関心が高まり、跳ぼうと練習をする意欲につながる。「先生、これいいね!」と笑顔になること間違いなしだ。

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●2022年12月補足

教育技術研究所では、現在、「スーパーとびなわ」の良さを継承しながら、更に使いやすい「とびなわキング」を販売しております。「なわとび級表・チェックカード」も付属しております。

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※この記事は2015年10月1日発行の『TOSS特別支援教育 創刊号』に掲載されたものの再掲です。
一部、名称等が当時のものになっていることがありますこと、あらかじめご承知おきください。

※この記事へのお問合せはTOSSオリジナル教材HPまで。
https://www.tiotoss.jp/