部活動で必須⁉ リズム感を高めるために必要なこと
運動部、文化部に関わらず、リズム感は必須である。部活動でリズム感を高める指導の工夫とは何か。
宮城県公立中学校教諭 工藤孝幸
運動部、文化部に関わらず、楽しく活動を行うためにはリズム感を鍛えることが大切になってきます。これまでにサッカー部、野球部、吹奏楽部を経験しました。多くの部活動で、ある一定のリズムの中に動作を当てはめたり、リズムを変化させたりすることが、基本動作や基本技能の習得に必要になってきます。特に発達特性のあるお子さんほど、リズムに動作を当てはめることに苦手意識を感じる傾向があります。そこで、日常からリズム感を鍛えることが大切になります。
①アップでリズムトレーニングを行う
運動部であれば、必ず部活始まりのアップでラダートレーニングやブラジル体操を取り入れます。簡単な動作を中心に、ゆっくりな動きや速い動きなどを体感させます。また、吹奏楽部ではリズム練習を毎回行い、ある一定のリズムの中で様々な拍を感じるトレーニングを積ませます。リズム感覚を鍛える練習メニューを意図的に毎日の活動に取り入れることで、リズム感を養います。
②遊びの中で楽しくリズムを鍛える
手拍子で4分、8分、16分のリズムを刻ませたり、教師が示す複雑なリズムを子供たちに真似させたりします。当たり前の練習メニューにそのような工夫を取り入れます。楽しい活動の中でリズムに親しみ、リズムに動作を当てはめることで、競技性のレベルを楽しく向上させていくことがどんな子供たちにとっても優しい支援方法の一つだと考えます。
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