<写真でわかる! 特別支援学級の教室づくり>やんちゃ君が元気に過ごせる教室
男の子が好きな生き物や捕虫網を準備し、たくさんの子で賑わう支援学級をつくる。
秋田県公立小学校教諭 間嶋 祐樹
教室を構造化する。学習は黒板前で。作業は真ん中のテーブルで。朝の会や帰りの会は後ろの机で行う。場所を構造化することで子供が動きやすくなる。
刺激の少ない環境を実現
学習の際に、刺激は少ないほどよい。余計なものが目に入らないように、机をパーテーションで区切る。
前方だけ見えるようにし、教師と黒板が目に入るようにする。黒板の下には拡大九九表があり、すぐに見られるようにしている。もちろん教室の前面掲示はない。
子供の必需アイテム捕虫網
学校の近くには河川敷や樹木の生い茂る林などがある。子供にとっては格好の遊び場である。休み時間は走り回って虫を捕る子が多い。 子供たちのリクエストに応えて、捕虫網を用意した。大人気となっている。トンボやバッタ、カマキリやチョウまで捕まえてくる。
子供大好き生き物コーナー
生き物好きな子が多いために、ザリガニとカナヘビがいる。カブトムシやカマキリなど、季節に応じて生き物も変化していく。
超満員の生き物コーナー
クラスの子供だけでなく、いろいろな子が生き物をめあてにやってくる。休み時間は支援学級がたくさんの子で大賑わいとなる。
大好評!間嶋文庫
子供を迎えに来た保護者が、待っている間に読むために設置した。私がいいと思った本を置いている。同僚やクラスの保護者ではない人まで借りていく人気のコーナーとなっている。「本との出会いが人生を豊かにします。大人が成長するから子どもが成長します。いくつになっても勉強です。ともに成長しましょう。」
※この記事は2015年10月1日発行の『TOSS特別支援教育 創刊号』に掲載されたものの再掲です。
一部、名称等が当時のものになっていることがありますこと、あらかじめご承知おきください。
※この記事へのお問合せはTOSSオリジナル教材HPまで。
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