瞬時に「視覚支援カード」
新潟県公立小学校教諭 野田晴高
※画像のカードに使用しているイラストは、ドロップレットプロジェクトのシンボルライブラリより、学校での指導用として自作・個人利用したもの。(https://droptalk.net/?page_id=116)
Q1,どういう工夫をした写真か
「音声情報」が溢れる今、視覚情報での児童支援を意識し、活用し始めた。きっかけは、保護者から「言葉での指示がなかなか入らないので、家では使ってはいないが、絵カードを使って欲しい」との要望があったことである。TOSS教材の「パッと行動支援絵カード」(教育技術研究所)をモデルに自作してみた。※イラストは「ドロップス」のものを使用。
【ポイント5】
1:シンプルな絵カード。
2:瞬時に示せる状態をキープ(「Key Ring」百均で購入可能・適度な長さに伸び縮み自由)。
3:掌に収まるコンパクトサイズ。
4:汎用性(裏面にマグネットシートあり。リングから離して黒板に貼り付けることも可能)。
5:目に留まるカッコ良さ。
Q2,どんな効果があったか
はじめは半信半疑だったが、言葉での支援が入りにくく、発語が少ない児童には効果てきめんだった。
重宝しているのが「おしまい」「しずかに」のカード。手話(勤務校で統一)と同じ動作のイラストなので、理解しやすさ・入りやすさもあるようだ。
特に落ち着かなくなる魔の月(6月、11月、2月等)や、言葉での支援を減らしたいときに活用して欲しい。
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