★有料(メンバー無料)★<保護者からのSOSにドクター・専門家が答えます!> 愛着障害または注意欠如・多動症の二次障害を起こしている小学五年生男児への対応法
教師や保護者が正しく子供を理解することで、二次障害を防いだり軽減したりすることができる。子供も保護者も教師も幸せな人生を送ることができる。
回答:安原こどもクリニック院長 安原昭博
構成:兵庫県公立小学校 和田孝子
・小学校5年生(男子)
・診断名 あり(発達障害の傾向)
・コンサータ3服用(効いている様子はある)
・家族構成 父 母 兄 弟
●子供の様子
①一度スイッチが入ると、過去の嫌なことを思い出し、ずっと暴言が止まらない。
②常に教師に反抗を続ける。
③学校や家庭での暴言がひどい。
④弟には手が出てしまう。
⑤友達はいるが、同じような仲間と徒党を組んで教師に反抗する。
⑥ワーキングメモリが極端に弱く、数唱3桁でわからなくなる。算数が苦手。
⑦家庭教師との勉強は進む。
⑧薬への抵抗感が強い。
●質問1●
暴言、暴力をやめさせたいです。親にできることを教えてください。
【安原ドクターの回答】
「発達障害の傾向」という名前の診断はありません。
コンサータを飲んでいるので、注意欠如・多動症と推定できます。
しかし、子供の様子は全然注意欠如・多動症ではありません。
フラッシュバック的なことがあるというのは、自閉スペクトラム症のサインが強いということです。
暴言暴力をやめさせるには、ほめることが一番効果的です。
「常に教師に反抗を続ける」ということから、愛着障害の要因も考えられます。
ここから先は
1,548字
この記事のみ
¥
500
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得