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ささエるマガジン第4号 編集後記

ささエるマガジン第4号をご愛読いただきありがとうございます。
2月末をもちまして、第4号が完成いたしました。
皆様のお役に立つ情報をご提供できましたら幸いです。
第5号は3月~6月に順次公開していく予定となっております。
第5号のテーマは「今年度、もう一度優しい先生に生まれ変わる! 特別支援教育のワザ」です。どうぞお楽しみに!

【編集長 小嶋悠紀】
  今、大きな変化が起こっているのが「幼児教育」の分野です。特に、「保育士の賃金アップ」「施設費の補助」の予算が2024年末に組み込まれたのは大きな動きです。
 これらは「質が高い幼児教育を確保する」ということが最大の目的です。
 そして、これらの動きは、「小学校や中学校と無関係」ではありません。
 文科省が出している「幼保小の架け橋プログラム」の中には「幼年期からの主体的・対話的な態度を育む」と書かれています。そして、そのような内容を含む保育を行った子供たちが小学校現場に上がってきます。
 今、保育現場では「発達障害の子供たちへの丁寧なケアは当たり前」の状況になってきています。
 そのような丁寧なケアを受けた発達障害の子供たちの就学は本当に大丈夫でしょうか?
 ささエるでは、いずれこのようなテーマにもっと深く切り込んでいく予定です。

 それぞれの先生方の「工夫」をできるだけ集めて、日本の支援を必要とする子供たちへ届けるのが「ささエる」の役割です。ぜひ多くの方のお知恵と工夫をお寄せください。積極的に立候補して書いていただきたく思います。
(ご連絡は教育技術研究所 info@tiotoss.jp まで)

【副編集長 長谷川博之】
 教育成果が上がらない現実の免罪符として発達障害のレッテルを用いる。
そんな教師が未だ棲息していると聞きます。私が学習指導上も集団形成上も、「発達障害の有無は関係がない」と述べるのは、そのような風潮へのアンチテーゼでもあるのです。
 ちなみに支援を要する子供たちへの対応は、「特別支援教育」として行うわけではありません。当然ながら全教育活動を通しておこないます。とりわけ生徒指導として行います。発達支援が生徒指導の肝だからです。「生徒指導提要」に明記されています。
 すなわち、全教師が当事者であるということです。本マガジンを更に多くの教師たちに読んでほしいと願うところです。

【編集部 小松和重】
  間もなく新年度を迎えます。
 私は1年生から6年生の担任、特別支援学級の担任の経験がありますが、もう一度担任したいのは、やはり特別支援学級です。
「ささエる」やセミナー、書籍等で学んだこと、通常学級担任の経験等が、必ず生かせると信じています。
 今号は、特にベテランの先生方の記事が印象的でした。数年前、十数年前のエピソードが鮮やかに描かれていますが、それを「ささエて」いるのが信念、知識、具体的な行動だと感じました。

【編集部 野口雄一】
 編集部のお仕事をさせていただいてから、全国の先生方の実践が書かれた原稿を隅々まで読むようになりました。
 特に、子供の事実をもとにした実践には、「もっと学んで、子供に力を付けてあげたい」と学びの熱をいただけます。
現場では、子供の「荒れ」よりも、特別支援対応に追われる先生方を多くお見かけします。
 技術を学ぶとともに熱までもらえる原稿の数々を、もっと多くの先生方に読んでもらえるよう広めていきます。


<奥付>
ささエるマガジン 第4号
2024年11月~2025年2月

特別支援教育総合WEBマガジン「ささエる」
発行者 安田亮
編集部 小嶋悠紀(編集長)、長谷川博之(副編集長)、小松和重、野口雄一
    田村純子(編集メイン担当)
校正協力 板倉弘幸
編集協力 株式会社友人社
デザイン 角のぞみ
イラスト 信吉

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Email: info@tiotoss.jp  HP: https://www.tiotoss.jp/


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